こんにちは。覚王山店の甲田です。
訪問看護に転職し、思ったことは・・・爪切りを依頼されることが多い。
訪問の時間で巻き爪の処置や、爪切り、マッサージを行うことが多いです。
フットケアセミナーに参加したきっかけは、学生時代も病院時代も爪切りやマッサージの方法ってしっかり教わっていないな、ちゃんと基礎を勉強したいなと思い参加しました。

参加者は甲田&三浦ペアです❤︎

フットケアの重要性

人間の足の耐用年数はおよそ50年と言われています。50歳を過ぎてから、いかにメンテナンスをするかが健康寿命と大きく関係します。
人生の下り階段は、「歩行」→「排泄」→「食事」の順に段差が高くなっており、一段下ると再び上がるのが困難になる、歩行さえ維持できていれば、この階段を降りることを遅らせることができる、と言われています。

また、糖尿病の既往がある方は潰瘍が治癒しにくく、足の潰瘍が原因で下肢切断をする可能性もあります。(糖尿病の下肢切断は85%は足潰瘍が先行している)
足潰瘍の原因は、80〜90%の人は靴擦れや火傷などの外的損傷と言われています。
末梢神経障害のある方は傷に気付きにくいためリスクは上がります。

また下肢切断術後の死亡率は
大腿切断で10〜40%、下腿切断で5〜20%にもなります。

フットケアで予防・治療することは、足を生涯守るために重要だと言えます。

足の役割

・全身をバランスよく支える機能
・歩行時の衝撃を和らげるクッション機能
・血液の循環を促進するポンプ機能

爪の機能

・手と足の指先を保護する
・手→細かい作業がきでる
・足→身体を支え、歩行時に爪先に力を入れやすくなる。
そのため、足の深爪は転倒しやすくなるため危険です!

高齢者の転倒予防について

高齢者の歩行速度は60~70歳を境に低下する。

原因としては
①片足でバランスをとることが難しくなるため、歩行時に両足で体を保持する時間が長くなる。
②足を蹴り出す力の低下
③膝・足関節可動域の減少
が挙げられます。

歩行能力の低下の原因

視力低下・起立性低血圧・不整脈・筋力低下・バランス能力の低下・筋や関節の拘縮が挙げられます。

高齢者の転倒予防の対策

足趾やアーチのストレッチ→硬くなっている足趾をほぐす
足の裏の感覚を敏感にする→足浴・マッサージ、スキンケアで皮膚の痛覚を刺激
足趾で蹴り出す力をつける→爪の正しい切り方、痛みの対処、白癬の治療
骨粗鬆症予防→転んでも怪我をしたい体づくり、ラジオ体操
巻き爪があると力が入りづらく転倒リスクが上がる→正しい爪切り

セミナーに参加して、リハビリなどで筋力維持することも大事ですが、フットケアもとても重要だと改めて思いました!

フットケアセミナーの実際

①座学

普段から、皮膚や爪の観察・アセスメントをすることが重要だと学びました。
また起こりやすい足のトラブル(靴擦れ・水疱・白癬・陥入爪・爪周囲炎・タコ・潰瘍・壊疽)について勉強しました。
武器を揃えて臨みました。

②実演

三浦さんが参加者の代表となり、先生に実際にフットケアを行ってもらいました。

寝たきりの方でも行える、簡易的な足浴の方法を学びました。
ゾンデで角質除去します。
足裏の角質ケアも。

外反母趾の方のためテーピングなども教えてもらいました。
巻き爪にならないための爪の切り方、ニッパーの使い方を教えてもらいました。
肥厚した爪や乾燥した爪の切り方も教えていただきました。

フットケアではさまざまな物品・使い方があるんだな、と勉強になりました。

③演習

コンビでワーク
三浦&甲田ペアでお互いにフットケアを実施しました。
足浴は、ビニール袋に50ccほどの少量のお湯とボディーソープを入れて、よく振って泡立てます。
ふわふわの泡に片足ずつ足を入れてモミモミします。洗浄&マッサージをされてとても気持ちよかったです。
柔らかくなった足をマッサージし、爪切りと角質除去してもらいました。

巻き爪にならないためには、爪の切り方はスクエアオフカットを心がけてください。
↓こんな感じ
角をカットしすぎると、爪が皮膚に食い込んでしまうため要注意です。

巻き爪や厚い爪など、切るのが難しい場合には看護師に相談したり、無理をせず皮膚科クリニックなどの医療機関に相談しましょう。

靴を選ぶ時に大切なこと

いい靴の条件

①足のアーチを支える
②足趾が自由に動かせる
③踵の部分がしっかりしている
④靴紐が良い
⑤つま先が上がっている
⑥足と靴の曲がる位置があっている
⑦靴は硬過ぎず、柔らか過ぎず

正しい靴の履き方

①座った状態で靴下の緩みがないか確認する。
②紐やストラップなどがある場合には、履きやすいように全開にする。
③靴を履く
④踵でトントンして、足を靴の踵部分にしっかりつける
⑤占め具のある靴下は、しっかりと靴を結ぶ
⑥立ってもらい、フィット感を確認
⑦十分に歩いてもらう
⑧圧迫感はないか?踵が浮かないか?足の運びはスムーズか?


看護師として、みなさんの健康な足を保てるよう頑張ります。
爪を切ってほしいなどお気軽にご相談ください。