こんにちは!
Footage覚王山店の水野です。
まだまだ寒い日が続いていますが、3月になり春が近づいてきましたね。
私は昨年の4月にFootageに入職したのでもうすぐFootageに入って1年かあ〜、、と思いを巡らせている今日この頃です。
病院の集中治療室で働いていた時の同僚や、看護大学時代の友人、時には旦那様からも、
”なんか雰囲気優しくなったね”
”仕事の話してるとき楽しそうだよ”
”マインドフルネスな感じでいいね”
と言われることが多くなったので、自分のQOLは主観的にも客観的にも上がっているんじゃないかなと思います。

集中治療室から訪問看護に方向転換したので、よく友人や知人に訪問看護について質問を聞かれることが多いです。
その中でもよく聞かれる質問が、

”オンコールと夜勤、正直どっちが楽?”

という質問です。
病院で看護師をやっていれば夜勤勤務、訪問看護師をやっていればオンコール勤務がつきものですが、今回は私が実際に経験したオンコール勤務の体感をお伝えできたらなと思います。

オンコール業務について

”まず、そもそもでオンコールってなに?”

って思っている方がいらっしゃると思うので、オンコールについて説明させてもらいます。
実際私も訪問看護師になる前まであまり詳しくはありませんでした。

オンコールとは

オンコール勤務とは、
利用者さんの急変時に訪問に備え、夜間や休日といった勤務時間外に呼び出しに対応できるように待機(基本自宅で待機)する勤務
のことを指します。

ほとんどの訪問看護ステーションはこの制度を導入していますが、訪問看護ステーションによってはオンコール勤務のない訪問看護ステーションや、休日はオンコール勤務をしていないといった訪問看護ステーションもあり様々です。

オンコール時の業務内容・出動例

じゃあ、実際はどんなことで呼ばれるの?
そんなふうに思った方もいると思います。
利用者さんの緊急連絡の内容はさまざまで、実際に出動した過去の内容としては、
・状態の変化があったとき(血圧が急激に下がってしまった、意識がなくなってしまった、発熱した。)
・家で使っている医療機器の不良があったとき(点滴・酸素吸入器・腹膜透析器などのアラームが鳴って対処できない)
・(在宅看取りの方で)お看取りのとき
・転倒や疾患が原因で動けなくなってしまったとき
などが多かったです。
もちろん、中には電話先で状況を確認して緊急性が低い場合は訪問せずにご家族や本人さんに対応してもらうこともありますよ!
オンコール勤務は、利用者さんまたはその家族のお話を聞いて訪問の必要性があるかの緊急性の判断をするアセスメント能力も必要な業務です。

オンコールの実態・勤務回数

実際に病院で勤務していた時の夜勤勤務の回数とFootageのオンコール勤務の回数の詳細です!

でも訪問看護師になってすぐにオンコール勤務開始!ってなるととても不安ですよね?
Footageでは日々の同行訪問や急変時の対応学習会などを実施して自信が少しずつついてきた頃(だいたい入職4ヶ月頃)にオンコール勤務を開始しています。
またオンコール勤務が自立する前には別のスタッフもオンコール勤務をしてオンコール勤務に慣れるようにサポートをしています。
病院の入職スタッフが夜勤勤務を開始する時期は病棟にも寄る見たいですが、Footageのスタッフの先輩たちに聞いた話では入職後4ヶ月くらいで夜勤開始となることが多いそうです。

Footageのオンコールの回数はその時期のスタッフの数(入職スタッフが多い時、退職や産休・育休スタッフがいるとき)によって変動しますが、昨年の秋くらいからは4〜5回/月くらいの頻度でした。
愛知県の3交代制の夜勤回数の平均と比較すると、数自体は少なめなんじゃないかなと思います。
Footageでは終末期がんの利用者さんの受け入れもしているため、実際に呼び出しで出動した数は時期によって異なります。
ちなみに2月の私の待機での出動回数は、0回でした。

オンコール勤務の時の過ごし方

実際にオンコール勤務の時、訪問看護師はどんなふうに過ごして、出動に備えているのか。
私の例やよく聞くあるある話などを載せていきます。

オンコール勤務のタイムテーブル( 水野 Ver.)

オンコール勤務のときって実際どんなふうに過ごしてるの?というような質問も受けるのでそちらも紹介します。
私は今、新婚で旦那さんと2人暮らしをしています。
オンコール勤務の流れとしては、以下の通りです。

18:30〜勤務を終えて、社用車に乗って帰宅します。
19:00〜下準備できている料理をささっと作り(15分〜30分くらいで)、夕食を2人で食べます。
私はオンコールの日はノンアルコールで夕食を楽しみます。
20:00〜旦那さんとゆっくりお話したりアメリカンフットボールの中継などを鑑賞します。
21:00〜お風呂・身支度
22:00〜就寝
寝る前にパソコン(電話がかかってきた時にカルテを調べる用)とユニフォーム(出動用)はすぐ使えるように出しておきます。
基本的には旦那さんとは毎日同じベッドで寝ていますが、オンコールの勘(オンコール呼ばれそうな予感)があるときは別室のベッドで寝ます。
オンコールがない時はそのまま朝(大体6時くらい)までぐっすり眠ります。
オンコールがある時はカルテを確認し、準備をしてすぐに向かいます。
対応が終わったら、帰宅して対応したことを記録とカルテに残し、時間帯に合わせてまた寝たり、活動したり。。。
出動の有無で変わりますが、基本的には上記のような感じになります。
基本的には自分のスタイルに合わせて調整できるのでほぼ自分の生活スタイルを貫けます。

訪問看護師のオンコール勤務あるある

ここではおまけとして私がFootageの先輩たちに聞いた話や体験談などを載せます。
よく聞く声としては、

・普段以上に勤務中はカルテで情報収集する(特に最近自分が訪問していない利用者さんや訪問頻度が減っている利用者さん)
・オンコール勤務は慣れるまで夜、不安で眠れない(電話かかってこないかな。。)
・着信音が空耳、時には耳鳴りのような感じで聞こえてくる
・お風呂に入るタイミング、めっちゃ迷う(特に髪の毛どのタイミングで洗うか迷う)
・買い物中・料理中はどうか鳴らないでくれと祈る
・オンコールで対応してる時に別の利用者さんに呼ばれたらどうしよう
・医療機器依存度の高い利用者・終末期の利用者さんが多い時、不安が強くなる

夜勤勤務とオンコール勤務はどっちがいいの?

私の体感としては、病棟で夜勤をしていた頃は16時間ぶっ通しで2時間おきに検温をしていたこともあって体力的にも精神的にも辛いところがありました。常に立って業務を遂行して、家に帰ったら倒れるように眠る勤務をしていたのできつかったかなと思っています。
それに比較してオンコールでは1人で対応するプレッシャーはありますが、自分の時間をとれること、時間の拘束がないことが身体的に楽だなと思っています。電話がなければぐっすり眠れるので本当にありがたいです。
一番はやはり、旦那さんと過ごす時間が大幅に増えたことですね。
夜勤後は話したくても疲れが上回ってしまうことがあったので家族の時間がとれることはとっても魅力的です。
今、もし夜勤の回数が辛いなあと思っている方があればぜひ考えてみてください。


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