はじめての訪問看護ってどんな感じ?

こんにちは。覚王山店の水野です!
FOOTAGEに入職して2ヶ月が経ちました!
2ヶ月を振り返りながら、入職前は不安でいっぱいだったなぁと思う今日この頃です。

興味はあるけど、訪問看護ってやったことない、、。

と思っている方もいると思います。
そんな あなたのために、今回はFOOTAGEの訪問看護の教育について訪問看護の初心者だった私の体験談と、
6月からFOOTAGE名東店に入職するキムキムさんにFOOTAGEの訪問看護の教育についてご紹介していきたいと思います!

訪問看護 初心者だった私のはじめての研修

まずは私の自己紹介をさせていただきます!
私は、新卒で他県の総合病院の集中治療室で3年間働いたのち、今年の4月からFOOTAGEに入職しました。
入職する前、私は訪問看護に対して、

・今までの職場と全然違うし3年間やってきたことが活かせるのかな
・訪問看護って看護経験が長い人しかできないんじゃないのかな
・病院と違って医療資源がないから質の高い看護ができないんじゃないかな
・怖い先輩(お局様)がいたらどうしよう

というようなイメージを持っていました。
FOOTAGEに入職して2ヶ月が経ちますが、今に至るまでに私が受けた教育スケジュールはこんな感じでした。

4/1
入職者の全体オリエンテーションを受けました。
FOOTAGEは、他の事業所と違って自主経営組織やTEEL組織(次世代型組織)、情報の電子化を図っているので、
概念についてじっくり教えてもらいました。
また他の店舗のスタッフさんとも楽しく交流させてもらいました!みんな出身地や趣味、色々経験してきていることが違うので
お話を聞くのはとても楽しかったです!
4/2〜
座学をするより実際に見た方が早い!ということでさっそく訪問に同行させてもらいました。
現在もそうですが、初めて訪問する利用者様の訪問は先輩に同行して見学させてもらいます。
そこで自己紹介とバイタルサインの測定をさせてもらい、残りは先輩の実施するケアを見学させてもらいます。
少しずつできることが増えていき、“この利用者様なら1人で訪問しても大丈夫!”と思えるようになったら、
先輩に車の中で待機していてもらい、困ったら連絡して出動してもらうという体制で少しづつ1人で訪問できる人を増やしていきました。
1人1人の性格やペースに合わせて自信がつくまでそばにいてくれたのはとても心強かったです。
4月下旬〜5月
4月の下旬にこれまでの1ヶ月間を先輩と振り返り、5月に取り組んで行きたいことや目標設定などを話し合いました。
ここで立てた目標や やりたいことはすべてのスタッフに共有されているので、日々の勤務でできることが増えていきます。
5月は訪問だけでなく病院やクリニック、ケアマネージャーさんなどへの連絡の仕方や訪問看護に必要な手続きや説明の方法などの事務的な仕事にも取り組み始めました。
それもいきなり実践するのではなく、先輩の対応の仕方を見学させてもらったり、先輩とロールプレイを行い自信がつくまで練習させてもらいました。

ざっとこんな感じで仕事に少しずつ慣れていきました。
FOOTAGEはメンター(主に中心となって相談に乗ってくれる先輩)は決まっていますが、すべてのスタッフが入職スタッフに対して目を向けて相談に乗ってくれるので、日々の業務で置き去りにされることはありません。また、毎日違うスタッフと同行訪問するので、ここでも色々な話を聞いたり話したりしてお互いのことを知ることができるのが楽しかったです。

ちなみに、最初に挙げていた4つの不安ですが、それを一問一答形式で答えると、

・今までの職場と全然違うし集中治療室で3年間やってきたことが活かせるのかな
 →利用者様の中には医療デバイス(酸素吸入やストマ管理)を使用している方や輸血などを実施している方もいらっしゃいました。
時には容体急変で緊急訪問に行くこともあったのでこのような対応の際に、自分が培ってきた知識を活かすことができました。
・訪問看護って看護経験が長い人しかできないんじゃないのかな
 →FOOTAGEでは私のように病棟経験の短い看護師もいれば中堅クラスの看護師や10年以上の経験を持つスタッフもいます。
病院で働いていたときよりも経験年数のムラがなく、まんべんなく色々なラダーの看護師がいるので楽しいです。
・病院と違って医療資源がないから質の高い看護ができないんじゃないかな
 →基本的に治療に必要な物品は利用者様がかかりつけ医の往診で用意してきてもらっています。
逆にお家だとそのご家庭で使っているタオルや利用者様に合ったシャンプーなどがあるのでケアの幅はとても広がりました。
・怖い先輩(お局様)がいたらどうしよう
 →本音で話しますが、FOOTAGEには怖い先輩はいません!私が入職のために面接した時も接遇の面はかなりチェックされたと思います。
“利用者様に良い看護を提供する前に同じ仲間であるスタッフを大切にできない人はFOOTAGEでは雇っていません!”と堂々と話していた
管理者の安藤さんの言葉が今も記憶に残っています。会社を挙げて働きやすい環境づくりを目指している場所です。

キムキムのはじめての研修

次にキムキムさんの紹介をさせてもらいます!
キムキムさんは、6月から名東店へ入職する看護師さんです。
キムキムさんはやる気が溢れ出ていて、入職前からインターンに来てもいいですか!と申し出てくださり、5月からインターンで週2日ほど覚王山店で訪問看護を勉強しにきてくれています!(FOOTAGEは入職前のインターンも大歓迎です!)
そんなキムキムさんがどういう思いで訪問看護に足を踏み込んだのかやインターン中の気持ちなどを赤裸々に教えていただきます!

ご紹介を頂きました「やる気に満ち溢れているキムキム」です。(苗字は木村です)
訪問看護に足を踏み入れたのは、今から14年前で
看護師経験が1年半しかありませんでした。
当時は、看護師としての経験が少なく
自分の力不足を大いに感じ、病棟での看護師経験を積む必要があると痛感し、
1年で訪問看護から離れることとなりました。
そして、約13年の病棟経験を経て、再び訪問看護の道に戻ってきました。

幸運にも、7月からオープンを予定している名東店への配属が決まり
ステーションの立ち上げに携わるチャンスを頂きました。
とても楽しみで、ワクワクしています!
入社は6月からなのですが、フッテージの魅力に早く触れたくて
5月からインターンとして研修に入らせてもらいました。
インターンとして現場の風を感じることができて、本当に良かったです。

同行訪問をさせてもらった初日から
「ああ、やっぱり訪問看護っていいな、楽しい」と感じました。
訪問看護の魅力は、病院では見ることのできなかった退院後の自宅での生活を見させてもらえることです。家族を含めて、利用者さんとの関わりを深めていけることが楽しみです。
利用者さんと出会うにあたって、人それぞれに人生があって、いろんな苦労があって、今のその人があるんだなぁと感じました。生活環境、家族関係、本人の努力ではどうしようもできないことなど、そこに少しでもお手伝いができたら・・・、ほんの少しでも・・・。些細なことしかできないかもしれないけど、訪問看護師として”入らせて頂く” “関わらせて頂く”という気持ちを持つことが大切だと感じました。その人が歩んできた道、人生の重みを尊重し噛みしめながら、接していくことが大事だと考えさせられました。

インターンでは、全て同行訪問ですが、入社後2ヶ月程度は同行での訪問となるようです。自分は、看護師経験を積んできたことで、利用者さんの状態把握や、家族からの質問に対して、ある程度の答えを持ち合わせていると思いますが、経験が少ないとそれだけ不安もあるものだと想像できます。だけど、情報共有のツールが充実していて、分からないことがあれば、その場で他のスタッフへ投げかけて相談することができます。
その情報共有の方法は、病院よりかなり進んでいると感じました。ツールを使用した利用者さんの情報についての共有はもちろんですが、グループラインを活用したり、リアルタイムで情報共有をしていくことで、「えっ?もうみんな(他のスタッフ)は知ってるの?」と感じるくらい、伝わるのが早いと感じました。それだけ風通しがいいんだなと感じています。
ICT(情報通信技術)を活用するだけでなく、ステーションに戻ってきたら、直接の話し合い(対話)もしているし、終礼時に、フッテージタイムという名で、様々なことを話し合う時間が設けられているのは魅力です。

また、自分が今まで培ってきた経験や得意なことを出してもいいんだという雰囲気があったため、
勉強会の資料や、利用者さん(小児の男の子)への話題のための資料なども、インターン中に取り組んでみました。
(下の図はキムキムの手作り資料です!)