2020/1/10
Footage 2019年活動報告

皆様、いつもお世話になっております。
本日は表題の通り、Footage訪問看護ステーションの2019年の活動報告となります。
Footageでは、この1年間で100名の方に訪問看護サービスを提供いたしました。
今回はその方達のうち、Footage訪問看護ステーション 覚王山が2019年6月〜2019年11月末日までに訪問看護を提供した60名の方を対象とし、郵送でのアンケートを実施しました。
通常アンケートの回収率は25%前後が見込まれますが、この度のアンケートでは、55%もの回収率となりました。
アンケートにご協力いただいた利用者様、大変有り難うございました。
※アンケート用紙の画像です。
アンケートの目的は下記へのフィードバックを頂き、Footage訪問看護ステーションのサービスの質を向上させることです。
①利用者様の個別性に応じた看護問題が抽出出来ているか。
②抽出した看護問題について、適切なケアを実施出来ているか。
③Footage訪問看護ステーションのケア・関わり方は満足出来るものであるか。
またアンケート裏面にて自由記載欄を設けさせていただきました。
アンケートの集計結果ですが、設問の選択肢を左から順に1点、2点、3点、4点とし、平均結果を抽出しています。
各平均点は以下となります。
設問(1)=1.36点
設問(2)=1.39点
設問(3)=1.48点
設問(4)=1.52点
設問(5)=1.42点
以上からアンケート目的①②③についてのアセスメントは以下となります。
① 利用者にとってクリティカルな問題の抽出は概ね出来ていると思われるが、細かな部分・個別性については抽出し切れていない可能性あり。普段の観察・ヒアリング不足・知識不足・そもそも看護計画の問題立案方法で拾い切れていないなどが考えられる。
②利用者にとって必要なケアを丁寧に実施することが、概ね出来ている。ケアに対して必要性をしっかりと伝え、きちんと納得を得ることでより一層の満足度向上に繋がると考える。
③概ね高い満足度のサービス提供が実施出来ている。より向上させるための策としては”医療ニーズのみだけでなく生理的ニーズも汲み取る。””ヒアリング・説明を丁寧に実施する。””接遇を改善する。”などが挙げられる。それに付随してスタッフ満足度の関連性も考えられる。
上記よりFootage訪問看護ステーションとして、適切な問題抽出やクリティカルなケアを実施し、満足度の高いサービス提供を実施することが出来ていると考えられます。訪問看護における基本的なことは実施出来ていますが、アセスメントにも記載した通り、まだまだ改善を重ねていく必要があります。
Footageではストレングスモデルを全利用者様のアセスメントや関わりの中に導入しておりますが、利用者満足度と導入の関連性はまだ不確かです。
今年度はこれらを踏まえ、サービスの質改善を実施して参ります。
また自由記載欄では(原文まま)、
”スタッフの皆さんのおかげで、家族は安心してお任せして、家族の心の負担がとても楽になりました。来年もよろしくお願いいたします。”
”不自由な生活と気持ちに献身に寄り添い、心を込めたサービスを行ってくれる方達だと思いました。あの頃のサービスが今の施設でも受けられたらいいのにと思ってやみません。”
”今回2度目のサービス使用をさせていただきました。突然の看護申し込みにもかかわらず、また規定の時間が過ぎても手厚い看護指導をしていただき感謝しかありません。また自尊心が高い義父には男性の看護師さんの存在がとても頼りになり心強かったと思います。”
”分からないこと、心配事などすぐに調べて回答していただいた。すなわち、きめ細やかな対応していただいています。病院側と連携を密にしていただいて、ありがたいです。”
”スタッフの皆さんが病人に対して真剣に取り組んでくれます。態度は当然とは云え、大変に感銘を受けました。病人が知りたい原因とか治療の進行状況とか、非常に丁寧に詳しく説明してくれるので、気安く分からない時は、質問できるので、この人達なら色々と看護を受けたら、少しでも早く病気が良い方向へ向かうよう頑張らなければ、と前向きに気持ちが変わったと思います。これからも頼れる看護師さんであるように、よろしくお願いします。”
”スタッフの皆様が誠実に向き合ってくださり、私にとっても、とても嬉しく幸せな時間でした。本当に有り難うございました。おかげさまで通院も終了し、毎日家でインスリンを打つことができるようになりました。長い間スタッフの皆様、本当に有り難うございました。”
”自宅療養の不安が毎回相談できたので、精神的にも看護を助けていただいた。必要以上の延命治療を避けられた。看護師同士の連絡が病院より細やかに対応していただけたので安心であった。”
応援欄では(原文まま)
“もっと万人がこの方法があるということを広く広めたら良かったのでは。私ももう少し早く知ったら、もっと良さが分かったと思い、みんなに紹介したいと思います。”
“「有り難う!」1ヶ月というほんの短い間でしたが、Footageさんの優しさは忘れません。この先も誰かの助けを必要としている人たちを、勇気づけてあげてください。”
“本当にお世話になりました。今では少しずつですが調子も良くなり大変嬉しいです。相変わらずクリニックにもお世話になっています。これからも皆さんのために、頑張ってください。”
“上にも記載しましたが、義父のようなタイプの高齢男性には男性看護師さんはとてもありがたいようでした。ぜひとも今後とも益々発展されるよう祈っております。今回は入院となり3日間のみのサービスでしたがその何十倍・何百倍もの濃い上質なサービスを受けさせていただきました。義父とともに心より感謝いたします。またご縁ございましたらよろしくお願いいたします。”
“いつも有り難う。訪問日を楽しみにしてます。頑張ってください。”
“いつも楽しく明るく訪問してくださるので、とても元気になります。接し方も丁寧で、本人だけではなく、家族全体を考えていただけることがありがたいです。今後ともよろしくお願いします。”
など全ては掲載し切れないほどの、嬉しい声をいただいております。
この度、利用者アンケートを実施して、沢山の利用者様からフィードバックをいただくことが出来ました。
今年度も質の高い訪問看護サービスを提供して参りますので、よろしくお願いいたします。