皆さんこんにちは。FOOTAGE訪問看護ステーションの言語聴覚士 菅谷です。
FOOTAGEに転職して、もうすぐ1年となります。(早いな〜✨)
この会社に入社し、ケアマネージャーさんや相談員さんとお話をさせていただく機会が増え、「言語聴覚士さんは実際にどんなことをしていただけるの?」と興味をもってくださる方が多くとても嬉しいです😊
今回は在宅医療における言語聴覚士の役割についてとお家で出来る嚥下トレーニングについて簡単にですが、ブログに書かせていただきます。よろしくお願いしますー💨

在宅における言語聴覚士の役割

昨今の在宅分野や地域医療が担う役割は、年々と需要が大きくなっています。その中で、医療機関や介護施設から『在宅』での言語聴覚士(Speech Therapist=ST)の需要も高まってきています。円滑なコミュニケーションが取りにくくなっている方に対し、言語聴覚士が専門的にアプローチすることで、関係者との連携が取りやすくなり、生活の質の向上につながります。
また、近年では、病院での在院日数の短縮化に伴い、嚥下機能やコミュニケーションに問題を抱える方々にとっては退院後の生活に不安を抱く方も増えているのが現状です。政府が推進している地域包括ケアにおいても、現在言語聴覚士の活躍が期待されています。また、高齢者の死亡原因として誤嚥性肺炎の割合が増加している背景もあり、その予防や改善にも期待されています。機能の低下している方だけではなく、そのおそれのある方もリハビリの対象となります。

言語聴覚士が対象となる脳卒中後遺症や加齢などの症状とは?

話すことの障害(構音障害・音声障害・失語症)


構音障害

ろれつが回りにくい
言葉が不明瞭

音声障害
声がかすれる
ガラガラ声に悩んでいる
大きな声が出ない

失語症
言葉が上手く伝えられない
言葉が上手く理解出来ない
文字が読めない、書けない

食べることの障害(摂食・嚥下障害)

食事でむせる
飲み込みにくい
噛みにくい
食事介助や環境調整が必要な状態

考えることの障害(高次脳機能障害・認知症)

集中力が続かない
複数のことが同時に出来ない
物忘れが増えた

主にこれらの症状に対してリハビリを行います。
つまり言語聴覚士は、心身機能 機能回復・維持のため、専門的な言語聴覚療法・摂食嚥下機能療法を行い、
円滑なコミュニケーション能力の向上や安全な食事ができるように対象者に支援を行います。

「話す」「食べる」の障害とは?

言語聴覚士のリハビリが対象となる「話すこと」や「食べること」の障害について簡単にですが書かせて頂きます😃

構音障害

音を作り出す発語器官やその動きに問題があって発音が上手く出来ない状態のことを言います。
伝えたい内容があっても上手く発音が出来ず、相手に内容が伝わりにくいためコミュニケーションに支障をきたし、
話す機会が減ってしまい悩まれている方も多いです。

音声障害

声を産生する声帯の異常によって、声質が変わる・悪くなることで声が出しづらくなる状態のことを言います。声がガラガラとしたり、弱くなるなどいくつかのタイプに分かれます。

失語症

相手の言葉が理解できなかったり、こちらの意図を言葉で伝えることができない状態となり、日常生活の意思疎通も難しくなってしまいます。

高次脳機能障害

注意力や集中力の低下、比較的古い記憶は保たれているのに新しいことが覚えられない、感情や行動のコントロールがきかなくなるなどの精神・心理的症状が出現し、周囲の状況にあった適切な行動が出来なくなり、日常生活に支障をきたしてしまう状態のことを言います。

摂食・嚥下障害

口から食べる機能の障害のことを言います。 私たちは普段意識していませんが、食べ物を目や匂いで認識し、口まで運び、口の中に入れて噛み、ゴックンと飲み込むことで、食物や液体を摂取しています。これらの動作の1つまたは複数が何らかの原因で正常に機能しなくなった状態を言います。

特に嚥下障害では、
「半年前に比べて硬いものが食べにくくなった」
「お茶や汁物でむせることがある」
「口の渇きが気になる」

といった症状で気になっている方々がいらっしゃいましたら、リハビリをお勧め致します。

最後まで出来るだけご自身が食べたいと思うものが食べられるようにするにはどんなリハビリを行い、どんな注意点や環境調整が必要なのかを考え、利用者様やそのご家族様を支援することを大切にしています。

お家で出来る嚥下トレーニング

ここで!お家で簡単に出来る嚥下トレーニングについてお伝え出来ればと思います💪

・嚥下おでこ体操

効果:嚥下おでこ体操は即時効果が期待できるので朝昼夕の食前にするのが効果的です。
嚥下おでこ体操には嚥下をスムーズにしたり、食べ物が喉に残らないようにする効果があります。

やり方:おでこ体操を始める前にまず姿勢をただしましょう。おでこに手を当てて抵抗を加える。
正しい姿勢で顔は前を向いた状態で以下のようにします。

おへそを覗き込むように強く下を向く

おでこに手を当てて抵抗を加えた状態で押している手に逆らうように押し返す。

毎日1セット(回数:5~10回)行います。

・ペットボトルブローイング

効果:声量の改善や咳払い・唇を閉じる動きの改善、飲み込み力の向上

やり方:図のようにペットボトルにストローをさし、水を入れてぶくぶくと息を吐きます。
この時ペットボトルのふたの閉め方を調節することでブクブクと泡を出す呼気の力を調整できます。誤って水を吸い込まないように注意してください。

毎日1セット(回数:5回ほど)
無理せず出来るだけ長くぶくぶくと息を吐きます。

毎日継続することが大切です😃!
また、誤嚥性肺炎のリスクを軽減するための予防として言語聴覚士が介入させていただく場合も少なくありません。
ことばや飲み込みのことで気になられている方、お困りの方がいましたら、ぜひお声かけください。

Footageのリハビリ部では、『リハビリの無料お試し』も行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

今年も残りわずかですが、訪問看護の言語聴覚士としてさらに成長できるよう職場のメンバーと共に頑張っていきます💪

ブログを最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊!!!